「100㎞を走れるようになってみたい」ロングライドに興味を持った人はいつか必ずこう思う日が来ます。
私も100㎞に挑戦する前は、そんな距離を走ることはすごく大変なことだと思っていました。
今でこそ300㎞とか走る私ですが、当然おっかなびっくり100㎞に挑戦したことがあります。
初めての100㎞はそれなりに大変だったという記憶もありますが、とても楽しかったことを今でも覚えています。
だって普通に考えて100㎞車で走るのだって結構しんどいですよ。電車でだってそれなりに時間がかかります。
大阪からなら姫路城に行けちゃう距離です。相当です。(私の初輪行は姫路城からの帰りだった)
東京からなら箱根とかに行ける距離なのかな。
ロングライドに挑戦しようとしているあなたは今、楽しみにしている気持ちと不安とが半々といったところでしょうか。
今回の生地では、100㎞走るために必要な装備やテクニックについてお伝えしていきます。
あなたの初めての100㎞のお手伝いになれば幸いです。
もくじ
あなたも100㎞走れる理由
あなたがもし初めて100kmを走ろうとしているなら、「今まで50kmくらいしか走ったことがないけど大丈夫だろうか?」
「自分にそんな長い距離を走れるのだろうか?」など、そんな不安を抱えていることでしょう。
でも、大丈夫です。心配はいりません。
私も初めての100kmは期待半分、不安半分といったところでしたが、実際に走ってみると、意外と大したことがないのだと気づきました。
仮に1時間に15kmというゆっくりペースで進んでいったとしましょう。
それでも、7時間足らずでゴールできます。
朝8時に出発しても夕方には到着しています。
途中に少し観光を挟んでも良いでしょう。
アップダウンの少ないルート構成にして、ゆっくり気長に走ること、これだけで100kmは完走できますよ。
私が初めて100kmを走った時というのは、通勤で乗っていたくらいで大したトレーニングもしていませんでした。
つまり、どこにでもいる普通のチャリンコ乗りでした。
私にできて、あなたにできないはずがありません。
そして、実際に走るとロングライドは病みつきになりますよ。
100㎞走るための装備10選
100km走ること自体はそんなに難しくはないのですが、それなりに準備が必要です。
どんなものを持っていくべきなのかまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
また、YouTubeに100km走る装備の動画を投稿しています。
よろしければこちらもぜひご覧ください。
ついでにチャンネル登録もしてもらえると嬉しいです。
現金
説明不要でしょうし、持って行かないなんてことはないでしょう。世の中何をするにもお金が必要です。
主に道中で食事をしたりコンビニでドリンクや補給食を買ったりするのに使います。
輪行するなら電車代もかかりますしね。
1,000円札と小銭多めで行きましょう。10,000円札はあるのに1,000円札や小銭が無くて自動販売機でドリンクが買えず、数10㎞も何も飲まずに走ったことがありますが、あれは地獄でした。
あれが真夏なら死んでたな……。
パンク修理セット、工具
100km走ろうかと考える人はきっと普段のライドからパンク対策は行っているでしょうから、特別な対策というのは必要ありません。
基本的なセットで大丈夫です。
替えのチューブ、タイヤレバー、CO₂インフレーターかハンドポンプを持って行きましょう。
何かあった時のために携帯工具を持っておくのもよいでしょう。
スマホ
これも持って行かない人はいないでしょう。
ナビやサイコン代わりに使用することもできます。
電子マネーを使用すれば財布の中身を減らすことができますが、いざという時のために少しは現金を持つようにしましょう。
骨伝導ヘッドホンがあれば、走行中に音楽を聴くこともできるようになります。
耳をふさぐタイプのイヤホンは走行中に使用してはいけません。おまわりさんに怒られます。
サドルバッグ
ある程度の量の荷物を入れるのにサドルバッグをお勧めします。
リュックサックでもいいのですが、上半身に余計な負荷がかかります。
私はリュックに荷物を入れて走って、腰が痛くなったことがあります。
私は少し大きめのサドルバッグとして、100㎞程度ならこれを愛用しています。
鍵
せっかく100㎞走るのですから、ただ走るだけではなく、途中に観光も織り交ぜてみてはどうですか?
ただし、自転車から離れる時間が長くなるとそれだけ盗難の心配も増えるというもの。
自転車から離れている間はしっかり鍵をかけて盗難を防止しましょう。
コンビニ程度ならワイヤーロックでもいいのですが、長時間離れる場合は動画の中で紹介しているくらいの鍵がソロライドにはおすすめ。
補給食
市街地が中心でコンビニに困らないというルートなら別ですが、田舎道を長時間走るようなルートの場合、補給食は必ず持って行くようにしましょう。
ハンガーノックになるとそれ以上動けなくなってしまうなんていうこともあります。
私は長距離走るときはゼリータイプのものと、1本満足バーのような固形タイプの両方を持つようにしています。
輪行袋
輪行ができるなら輪行袋はぜひ持っていきましょう。
いざという時に電車でのリタイアを検討できるというのは精神的に楽になります。
別に100km走るチャンスは1回ではないのです。
完走が難しくなったらリタイアして、うまくいかなかった原因を見つけて反省し、次のライドに生かせばいいのです。
レインウェア
山の天気は変わりやすいなんてことも言います。
山のない100㎞のコースって結構組むのが大変です。
100㎞走ると、だいたいどこかしらの山にぶつかります。
また、朝から夕方まで走るので、予報が降水確率30%くらいならどこかで降られる覚悟をして出発しましょう。
夏場なら少々の雨は恵の雨になるかもしれませんが、それ以外の時期は体温を奪われてしまってパフォーマンスは低下しますし、冬場なんかだと命の危険もあります。
雨対策及び寒さ対策は気を抜かずにやりましょう。
私の場合は、ウインドブレーカーの代わりに、コンパクトにたためるレインウェアを入れていくことが多いです。
日焼け止め
紫外線を浴びること自体が疲労につながるのだそうです。
つまり、なるべく日焼けしないようにしましょうってことですね。
日焼けを防いで、余計な体力を消耗しないようにしましょう。
また、7時間も外で運動をするのですから、紫外線を浴びる時間も長いわけです。
最悪お肌のシミになってしまうことも……。
家で塗って出かければOKではなく、出先で適宜塗り直す必要があります。
お薬
長距離走るのに慣れていないと色んな所に痛みが出るもの。
普段痛まない箇所でも痛みが出ることがあります。
多いのは膝、首、腰などなど。
ロキソニンなどの鎮痛剤を持っておくと、いざという時に助かるかもしれません。
私は100㎞くらいから念のために薬を持って行くようにしています。
他にも足つり防止に芍薬甘草湯という漢方薬もおすすめです。
とにかく走り出そう!
いかがでしたでしょうか。
100㎞走るのに必要な準備は整いましたでしょうか。
難しそうで、やってみると意外とできちゃうのが100㎞です。
適切に準備をして、恐れずに一歩踏み出し、走り出しましょう!